タクシー運転手への転職はノルマが心配という方へ
2023/06/17
タクシー運転手への転職を考えているけど、タクシー運転手にはノルマがあると聞くので達成できずに給料が少なくなったり、解雇されてしまうのではないかと不安に感じる人がいると思います。
では、そのノルマとはどのようなものかをご説明します。
タクシー運転手にノルマは存在するがノルマ達成は難しくない
確かにノルマは存在しています。タクシー業界では、「ノルマ」とは言わずに「足切り」という表現をします。「ノルマ」と言われると厳しく感じるかもしれませんが、多くの場合、タクシー運転手の賃金は下記のような計算で決定します。
基本給+歩合給+各種手当
この計算のうち、歩合給の部分は、ノルマを達成した場合に売上からノルマを引いた額に歩合率を掛けたものとなります。つまり、そもそもの給与体系がノルマを達成する前提で作られているのです。ちなみにノルマを達成できなかった場合にも基本給と各種手当は支給されますので、給与がゼロになるということはありません。
基本給とノルマの設定はタクシー会社によってさまざま。ノルマの無い会社もある
前述の計算式の基本給と歩合給の割合はタクシー会社の考え方によってさまざまです。基本給が高くなれば、歩合給の割合は少なくなり、逆に基本給が低ければ歩合給の割合が増えます。当然、リスクの高い基本給が低い会社ほど自分の頑張りで稼げる確率はあがります。
基本給と歩合給、手当の考え方はさまざまですが、タクシー運転手の収入は売上の60~65%となるケースが多いです。
東京の場合、真面目に仕事をしていれば、1回の乗務で4~5万円の売上になり、12日勤務の場合、月間の売上が50~60万円というのが標準的です。ですので、30~35万円くらいの給料となるわけです。
※12日勤務で計算しているのは、タクシー運転手は「隔日勤務」という勤務体系のためです。詳細は下記を参照ください。
>>タクシードライバーの勤務形態~実は休みが多く残業はない~
ノルマ(足切り)は誰でも達成できるのか?
前項で真面目に仕事をしていればノルマは達成できると書きました。では、真面目にというのはどういうことかというと、タクシー乗り場や駅前などでお客さんを待ったり(付け待ち)、タクシー会社から無線での配車依頼に対応したり(配車待ち)、運転しながらお客さんを待つ方法(流し)をきちんとするということです。
誰でもできるタクシー乗り場での付け待ちなどをきちんとするだけでノルマを達成することはできます。
ちなみに、収入が多い人は、付け待ちをする場所や時間、流しをする場所や時間などを考えているわけです。
経験で給料を上げることのできる仕事だから年をとっても収入を増やせる
一般的な会社では、定年まで給料が上がり続けるということはありません。40~50才くらいで天井となり、役員や部長になれなければ給料は上がらなくなります。場合によっては下がり始めるケースもあります。
ですが、タクシー運転手は経験を積み、お客さんの流れをつかむことができるようになればなるほど給料があがる仕事です。体力が続けば、給料が上がり続けると言ってもいいでしょう。
また、経験だけではなく、指名客も長年仕事を続けていれば増えてきます。また、定年を迎えても嘱託という形で雇用が継続されるケースがほとんどですし、個人タクシーとして開業する人もいます。
タクシー運転手の給与体系が不安な方はタクシー業界専門の人材コンサルタントに相談してみてください
タクシー運転手の給与は、「基本給+歩合給+各種手当」で決まると書きましたが、その計算式は複雑なケースが多いです。この点が気になっても、直接、タクシー会社の求人応募した場合には、面接などで詳しく聞くことが難しいのが実情です。
各社の給与体系は求人情報やタクシー会社のホームページに記載されていますが、詳細な計算式やノルマ(足切り)の金額などは公開されていないケースも多いです。しかし、面接でも聞くことが難しいとなると非常に不安だと思います。
そういった方は、タクシー専門の人材紹介会社の人材コンサルタントに相談をしましょう。人材コンサルタントは、各社の給与体系をきちんと把握しています。そこで、計算式をきちんと確認するとともに、あなたが必要な基本給などもしっかり伝えましょう。そうすることで最適なタクシー会社を紹介してくれます。
タクシー専門の人材紹介会社はそれほど多くありませんので、ここでは2社紹介させていただきます。
都市圏に強いタクシー専門の人材紹介会社【タクQ】
【タクQ】は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・宮城県・大阪府・京都府・兵庫県・福岡県といった都市圏に強いタクシー専門の人材紹介会社です。また、採用が決定されると入社祝い金の支給もされます。
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