タクシー運転手に転職する際の注意点
2017/06/27
タクシードライバーは、中高年男性の転職先として、人気がある職種です。ただ、タクシードライバーは、車を運転するだけの仕事ではありません。やはり、タクシードライバーには、それだけの難しさがある仕事だといえるのではないでしょうか。これからタクシードライバーへの転職を考えてる人が注意しておいた方が良い点と、一方でタクシードライバーへの転職の魅力をまとめました。
タクシー運転手への転職への注意点4点
タクシーの運転手に転職をする前に知っておいた方がよい注意点4点をまとめました。ふ
不規則な生活になることによる体力的な負担と長時間運転による腰痛に注意
もっとも気をつけなければならないのが、やはり体力的な負担ではないでしょうか。タクシーを利用するシーンを思い浮かべてもらえばわかるように終電後など公共交通機関が使えない時間帯こそ稼ぎ時です。つまり、深夜の勤務が多くなり、労働時間も短くありません。
また、当然のことながら、座りっぱなしであるため腰への負担も大きくなり、腰痛持ちのドライバーも少なくありません。
わがままなお客さまや酔っ払いへの対応
お客さまのなかには、わがままなお客さんも少なくありません。酔客にからまれることも珍しくはありません。
タクシードライバーは1人で仕事が完結できることから人間関係に悩まされなくなるという利点はありますが、一方でお客さまとのトラブルは1人で解決しないといけない状況が多くなります。お店のように店長や責任者をすぐ呼びに行くということができません。
稼げるようになるには時間がかかり、年収は人によって差がでる
タクシードライバーへの転職を考えるにあたって、もっとも気になるのが年収ではないでしょうか。タクシードライバーの平均年収は低いと思われがちです。そもそもタクシードライバーの収入は歩合制となります。会社によって異なりますが、売上の60%がタクシードライバー、残り40%が会社というような比率の会社が多いでう。
タクシー業界の売上や給料等の数字はタクシー会社に報告義務があり、一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会のホームページなどで誰もが見ることができます。
最新のデータによる、東京、神奈川県などの都市圏が一番給料が高く平均年収350万円前後となります。地方に行くと年収が下がる傾向があり、徳島県、鹿児島県などでは平均年収200万円となります。しかし、データはあくまで平均となります。前述のように歩合制となりますので、稼げているドライバーと稼げていないドライバーがいます。
稼げるようになるには、流し運転(タクシーを走らせながら、お客さんを探すこと)で早くお客さまを見つけることのできるルートの知識や、常連となるお客さまを捕まえるなどコツが必要で時間が必要です。
交通事故・交通違反のリスク
四六時中運転をしていることになりますので、交通事故や交通違反のリスクは常に抱えることとなります。
何歳になっても稼ぐことができ、個人タクシーの開業で年収大幅アップ
それでも、タクシードライバーはサラリーマンを退職した中高年男性の転職先として人気があります。タクシードライバーには、自営業者のような面もあるからです。一般的な会社のように、上司の顔色を伺う必要もあまりありません。お客さんへの対応と、運転に集中することができます。
また、タクシー会社も一般企業同様に65歳定年の会社が多いですが、定年後も嘱託という形で引き続き働くことができるケースが多いです。基本的に歩合制の仕事ですから、嘱託になってもこれまでどおり稼ぐことができます。しかも、長年やるほどお客さまを捕まえるコツや常連客を確保できる仕事ですので、高齢になってからも長く稼ぐことができるというのは大きな魅力です。
また、個人タクシーを開業することで、年収が大幅アップします。個人タクシーの収入は人によってまちまちですが、年収1,000万円越えの人もいます。
なお、個人タクシーになるには、条件が厳しく下記のような条件があります。タクシー会社での勤務経験が10年必要でかつ、65歳未満でないといけませんので、将来を見据えると40歳くらいまでにはタクシー会社への勤務を開始した方がよいでしょう。
【個人タクシーの開業条件】※年齢によって詳細は異なります。
・年齢が、申請日現在で65歳未満の者。
・タクシー等の運転経歴が10年以上の者。
・過去の一定期間に、道路交通法等の違反歴がないこと。
・開業に要する一定の資金を有すること。
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