生活保護から脱出するためにタクシー運転手として働きだした体験
2023/05/27
前職で怪我をしたために数年間、生活保護を受けていた男性が、このままではいけないとタクシー運転手に転職し、さらに地元から東京のタクシー運転手へと転職した体験談です。
生活保護から脱出するために、選んだ仕事はタクシー運転手
前職は静岡県で解体工事の仕事をしていましたが、仕事中に怪我をしてしまい、体調崩し、仕事を退職せざるを得なくなりました。その後、怪我の後遺症などもあり、数年間ほど生活保護を受けていました。
働きたいという意思はありましたが、体調が良くならず、そのうち体力が落ちてしまい、無気力になってしまい、働かないという期間が長くありました。体調が良くなるにつれ、やはり働かないといけないと思い、仕事を探したところ、近所のタクシー会社が未経験者のタクシー運転手の募集をしていましたので、応募して働くことになりました。
すぐに仕事に馴染めたものの地方都市のために収入が少ない
タクシー会社に入社をしてから、二種免許を取得し、乗務を開始しました。子供のころから住んでいる街ですので、交通事情には明るく、すぐに仕事に馴染むことができました。しかし、地方の都市ではお客さまが少なく、これではまた生活保護を受けなくてはならないかもしれないという不安を感じました。
そんな不安を会社の社長に相談したところ、快く東京のタクシー会社を紹介してくれました。生活保護を受けていた私を採用してくれた社長には大変申し訳なく思いましたが、東京での仕事まで紹介してくださり、非常に感謝しています。
東京でのタクシー運転手は大変だが、収入は安定
東京のタクシー会社で働きだした当初は、土地勘もなく、交通量も多かったり、地方では見慣れない複雑な交差点や、バイパスなどにめかなり戸惑いましたが、仕事を続けるうちに慣れてきました。
交通事情ともう一つ、戸惑ったのは、東京は24時間、人が動いている都市なので夜勤があり、その夜勤も忙しいということです。夜勤で睡眠時間が昼夜逆転してしまうとどうしても体調にひびくため、なるべく少なくしてもらっていますが、すべて断るというわけにはいきませんので、夜勤にはいまでも苦労しています。
そんな大変なことはありますが、以前より収入が増えたことが仕事を継続する励みになっています。良いことばかりじゃなく悪いこともあるのは仕方ないことですので、都内でタクシー運転手の仕事をするという選択は正解だったと思っています。
お客さまとのトラブルには苦労する一方で、さまざまな出会いには満足
これは転勤してきてからすぐに感じたことですが東京の人は気が短いというか切羽詰まったような人が多いと感じます。地方都市では、タクシーを使うのは観光客や老人が多く、移動時間などに対して寛容ですが、東京では1分1秒を争うような人が多く、地方都市との違いを感じます。
中には、暴れだすお客さまもおられます。とはいえ、今の車は運転席と後部座席に仕切りがありますので、直接的に被害に合うことはなく安全ですがそれでも、何度か身の危険を感じ警察に頼ったこともあります。こういったことは、日常茶飯事とは言いませんが年に数回あることなので、珍しいというわけではありません。こういったお客さまとのトラブルがあると心身ともに疲れます。
それでも東京はたくさんの人がいる街ですのでお客さまから珍しい話を聞かせて貰えたり、タレントや有名人などを乗せることがあったり、さまざまな経歴を持つ沢山の同僚と知り合えたことには満足しています。
何事にも良い面、悪い面があることは仕方のないことです。生活保護を受ける状態には戻りたくありませんので、今の環境の中で精一杯頑張っていこうと思っています。
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フリーターからタクシー運転手に転職して収入が安定したという体験談
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