タクシー運転手への転職体験談

有名IT企業からタクシー運転手に転職。将来の夢は沖縄でタクシー運転手

2023/05/11

有名IT企業からタクシー運転手に転職。将来の夢は沖縄でタクシー運転手

誰もが知っている有名IT企業で働いていた男性が、旅行先の沖縄のタクシー運転手との出会いをきっかけにタクシー運転手に転職をした体験談です。

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誰もが知るIT企業に就職したが、仕事に忙殺され続ける日々に疲れ果てた

私がタクシー運転手に転職をしたのは、4年前の28歳の時です。もともとは大学を卒業後に誰もが知るIT関連企業に就職することができ、そこで働いていました。大学を卒業するときには、大きな企業に入社することができたと大変嬉しかったです。

毎日、朝から夜中まで働きづめの仕事の毎日だった

就職したIT企業は非常に激務でした。今でこそ、長時間労働の問題やブラック企業といった単語が社会に浸透しましたが、当時はIT企業では激務は当たり前という時代でした。毎日朝から夜中まで働きづめで、土日も出勤を繰り返す日々を5年間続けました。そんなになぜ働けたのかと聞かれますが、同僚も同じ様に働いていましたし、大企業とはベンチャー的な風土もあり、働けるだけ働くということが当然の空気感がありました。

激務に疲れ休暇を取って、一人で沖縄に行ったときに運命的な出会いがあった

そんな毎日でしたが、社会の風潮も変わりつつあり、休暇を取ることが推奨されるというか、半ば強制的に休暇を取らないといけなくなりました。激務の毎日で、収入も十分にありましたので、お金はあるので、ふと一人で沖縄に旅行に行きました。

そこでたまたま出会ったタクシー運転手の方との出会いが振り返ってみれば、運命的な出会いでした。そのタクシー運転手の方といろいろと話をしたのですが、沖縄は観光客が一定数いるため、タクシー運転手としての仕事に困ることがないこと。個人タクシーでできるようになれば、気ままに仕事ができることや、その運転手の個人的な楽しみとして、可愛い観光客に乗ってもらえる工夫を色々していることを色々話してくれました。

当時サラリーマンとして厳しい毎日を送っていた自分にとっては衝撃的でした。就職をした会社では長時間労働をすることが当たり前で、いかにして仕事をする時間を増やすのか、プライベートを犠牲にするのかということばかりを考えていましたので、まさにカルチャーショックで、そんな世界があるのかと思ったくらいでした。

東京に戻ってから沖縄のタクシー運転手の話を思い出してばかりいるようになった

旅先の沖縄から東京に戻ってからは、また、仕事に忙殺される毎日の生活に戻りました。これまで当然と思っていた生活が、沖縄のタクシー運転手の話を聞いてから当然とは思えなくなっていました。

そこで、年末年始の休みを利用して、求人を出しているタクシー会社数社と、タクシー運転手専門の人材紹介会社に話を聞きに行きました。転職を本気で考えていたつもりではなかったのですが、いつしかタクシー運転手になると自分の中で決めていました。

タクシー運転手と言えば、楽な印象があったがそれ相応の厳しさと、売上を伸ばすために頭を使う必要があることがわかった

自分の中では沖縄でのタクシー運転手との会話もあって、タクシー運転手の仕事は比較的楽な印象でしたが、複数のタクシー会社やタクシー専門の人材紹介会社と話をするうちに、やはり仕事ですから、それ相応の厳しさがあることが分かりました。

まずは、売上を伸ばす為に、頭を使う必要があること。乗客数をとるか、距離をとるかで全く走るエリアが変わってきます。その分、頭を使えれば売り上げは比較的早く上がることが分かりました。一方で接客業なので、その点は大変さがあるということも理解しました。

理解したうえで、転職を決断すると、タクシー会社はどこも人手不足のようで、すぐに採用されました。タクシー専門の人材紹介会社では入社祝い金がいただけるのでそちらを利用することにしました。

周囲にはタクシー運転手への転職を反対されたが、転職をして良かった

在籍していたIT企業はそれなりに離職率が高かったので、退職をするということ自体はスムーズにいきましたが、やはり有名IT企業なので、激務の実情などを知らない人には反対されました。また、転職をするにしてもタクシー運転手は無いとも言われました。

しかし、そこは自分の心に従うことにしました。もし、失敗するにしても、一度は経験しないと自分自身が納得できませんでした。そもそも私自身は、ITが特別好きなわけではありませんでした。学生の時の就職活動の際に、有名企業だからとか、かっこいいというようなイメージだけでIT企業を選んでいました。

自分自身のことを考えてみれば、元来、変化や変革を求める方ではありませんでした。しかし、IT企業では常に最先端を追い続けないといけません。しかも、有名企業、大企業と言えども一寸先は闇と言っても過言ではない業界です。その点、タクシーという仕事は華やかさはありませんが、確実に必要とされる仕事です。その点でも自分に合っていると思いました。脅威と言えば、自動運転などがありますが、それでも人が運転すると言うことが大事に思います。これだけITが進化しても、ATMだけにはならずに窓口はあります。人が大事なんだと思います。(そんな風に言い聞かせているとも言えますが。。。)

タクシーの仕事では辛いこともあるが、いつかは沖縄に移住して沖縄でタクシー運転手をしたい

実際にタクシー運転手になってみると辛いこともいっぱい経験します。ドラマのような酔っ払い客、ヤクザのようなヤンキー集団、ホスト、認知症のようなお年寄りなど、挙げればきりがありません。特に嫌なのはやはり酔っ払い客ですね。車内で嘔吐されるとクリーニングの為に一旦帰社しないといけません。その分収入が減るため、ダメージです。あとはやはり暴力的な人です。タクシー運転手だからとなめてかかってくるのか、雑な扱いをしてくる人も多いです。しかし、そのようなお客さんは全体の10%くらいですかね。

一方で、売上を増やすためには頭を使わないといけません。曜日や天気、周辺でのイベントなどを考えて、毎日、作戦を立てています。それがハマるととても気持ちが良いです。大企業時代では、何をするにも承認や相談等が必要でしたが、タクシー運転手は自由なのが良いです。また、休日は多く、確実に取得できます。自分の時間ができるようになると、就職をしてから5年間は仕事しかしていなかったとしみじみと感じます。今は人間らしい生活ができると実感しています。

将来は沖縄でタクシー運転手になりたいと思っています。特に東京で働き続ける意味があるわけではないですが、しばらくは都内での勤務を続ける予定です。



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