タクシー運転手への転職体験談

住宅メーカーの営業マンからタクシー運転手に転職した男性が感じてるメリットとデメリット

2023/06/07

住宅メーカーの営業マンからタクシー運転手に転職した男性が感じてるメリットとデメリット

住宅メーカーの営業マンだった男性がタクシー運転手に転職をしてみて感じているメリットとデメリットです。

サラリーマンとしてお客様に住宅を売りつけるのがどうしても耐えれなかった

私はタクシーの運転手をする前は住宅メーカーの営業マンをしておりました。長年勤めた会社を退職しての住宅メーカーへの転職だったのですが、住宅メーカーの営業マンという仕事にどうしても耐えることができずに、すぐ嫌気が差してしまいタクシーへの転職を決意したのです。

住宅メーカーの営業マンの何が嫌だったのかといいますと、やはり自分の所の商品を売りつけなくてはいけないという所です。営業なので当たり前といったら当たり前なのですが、私は昔から嘘をつくのが苦手でして自分が納得していない事をする事ができないまま大人になってしまいました。

お客様の都合を無視して自社の製品を売りつけることはどうしてもできなかった

住宅というのは一生に一度の買い物です。その為、住宅を購入する際には、いろいろな住宅メーカーを見て自分達に合った所で建てるのが一番だという本音が常に心にありました。しかし、住宅メーカーの営業としては、どうしてもそこで相手の都合を無視してこちらの商品を売りつけるという事をするように命じられます。そのことにすごく抵抗を感じました。

また、サラリーマンでは当たり前なのかもしれませんが、とにかく同じ会社の身内同士で色々な人の悪口を言ったり、あの人こういってるけど間違っているよねといった陰口のオンパレードで本当に人間関係が面倒だと思いもっと人間関係が楽な所にいきたいと思ったのです。

タクシー運転手は休みが多いというキャッチフレーズに惹かれて転職

その中で何故タクシーにしたのかといいますと、求人情報を見るといつもタクシーの求人には休みがとても取れるというキャッチフレーズが書かれています。趣味や家族との時間をつくる事ができる、今まで色々な会社で勤めてきましたが残業を美徳とする日本では残業はあって当たり前という存在ですので、休みがたくさんがあるという事は夢物語に思えたのです。

それに加えて私は昔から陸上部に所属しており、とにかく集団行動よりも個人プレーが好きな性格でした。結婚もして子供もできたのでそんな事はいってられないと思って住宅メーカーに転職したのですが、生まれ持った性格を変える事ができずにやはり自分が働きやすいと思える条件は1人で働けるという職業しかなかったのです。

タクシー運転手のメリットは体と気持ちが非常に楽なこと

タクシー運転手のメリットは体と気持ちが非常に楽なことです。住宅メーカーの営業時代のようにお客様に嘘をついたり、売りつけたりする必要はありません。お客様とはお客様が望む場所まで連れていき、その間はお客様が気持ちよくなるように会話をしていればいいだけです。売上をあげるための努力は如何にお客様を捕まえるかということに集約されていて、乗車してからは私たちは、お客様が望む場所に連れていくだけです。

また、お客様が乗っていないときには常に1人ですので、上司の目を気にする必要もありませんし、お客様を捕まえるためにどこに行くかということも基本的には自由です。気分によって行きたいところにいけます。

同じドライバーの仕事でも、トラックであれば、重たい荷物を持たないと行けませんし、どこに行くかも、何時間で行くかも決められていますが、タクシー運転手にはそういったことはありません。

とにかく体も心も楽だというのがタクシーの最大の長所だといえます。

タクシー運転手のデメリットはお金について、すべて自己責任ということ

タクシー運転手に転職をしてみて、一番辛いと感じたのはお金のことです。

一つは収入面です。タクシー運転手の給料は歩合が占める部分が大きいので、売上があがらなければ給料が減ってしまいます。タクシー運転手に成りたてのころは運任せでしたので非常に収入が不安定でした。しかし、この点については、固定のお客様が増えてきたり、お客様を捕まえるコツやタイミング、場所、時間がわかるにつれ、少しずつ安定するようになってきました。

もう一つがお金の管理面です。それは、やはり自腹が多いという所です。多くのタクシー会社ではつり銭すら自分のお金で用意するというシステムになっており、メーターの売上と実際の売上の誤差が出た場合は有無を言わさずに自腹を切らされてメーターに売上を合わせる様にいわれます。

その他に道を間違えてお客様からお金を頂けなかった場合等でも、普通のサラリーマンではそういったミスでの損失は会社がお尻を持ってくれますが、タクシーではそんな事は一切ありません。これはお客様がお金を持っていなくて支払いができなかったという時も同様です。そこで警察に行くと時間もかかる上にお金を回収できる保証もありません。

必然的に運転手が泣きをみるというシステムになるのです。とにかく金銭のトラブルは全てにおいて自己責任で自腹となってしまいます。

運転手はある程度お金が良いというのが世の中の常識ですが、タクシーは間違えれば間違える程自分の身銭を切る事になりますので、軽い気持ちだけではとても辛い日常が待っているといっても過言ではありません。

休みはキャッチフレーズ通りきっちりと取れ、家族との時間はたくさん取れています

メリットのところで書き忘れましたが、タクシー運転手の仕事は休みが多いというキャッチフレーズには嘘はなく、たくさんの休みが取れます。近年では、事故防止の観点からタクシー会社がタクシー運転手の勤務時間を厳しく管理するように指導されていますので、無理な労働時間を強いられることはありません。

タクシー運転手は一度の勤務は非常に長いですが、その分休日が多くなる仕組みになっています。当然、通勤の回数も減ります。住宅メーカーの営業のときには、通勤に片道1時間、往復2時間かかっていましたが、今は片道30分のうえ、通勤回数が半分になったので、その差は月にすると30時間ほどになりますので、1日分時間が増えたことになっています。

ただ、土日だから休みというわけではありませんので、今は子供が小さいので平日の休みでも問題ありませんが、子供が学校に行くようになると、趣味などが無いと持て余してしまうかもしれないなと感じています。同僚の中にはその時間に副業をしている人もいますので、私も何か考えていきたいなと感じています。

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タクシードライバーへの転職者から見た転職するメリットとデメリット



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