フリーターとして働いていた20代の人が、タクシー運転手に転職をすることで収入が安定したとの体験談です。
新卒で入った会社を退職後にアルバイトを転々とするも将来が不安だったのでタクシー運転手に転職
私は新卒で入社した会社を辞めてから、フリーターとして働きました。様々な職場を転々としていたので、色々な人と出会えたのは素晴らしいことだったと思います。
フリーターとして年齢を重ねること、スキルが無いことが不安な毎日
ですが、将来や収入のことを考えると、心の奥底に不安があったのは事実です。アルバイトは自分の希望するシフトに入れなければ、収入が入って来ません。いきなり新しいアルバイトが入ってきた時など、自分のシフトが減るのではないかと強い不安を感じてしまいます。
そして、最も恐ろしかったのは自分が歳を重ねた時です。色々なアルバイトを体験したというのは聞こえがいいですが、裏を返せば自信のあるスキルを何一つ持っていないということです。若さ、という唯一の利点が失われた時、自分がどうなってしまうのかが、不安でたまりませんでした。
若いうちは、働く時間を増やせば、正社員を続けている友人よりも収入が多い時もありました。しかし、保険などはありませんし、大学時代の友人は少しずつ収入が増えていくのに対し、私はほとんど変わりませんでした。また、アルバイト先の年上の人を見て、5年後、10年後も同じ仕事をしていることが不安とともに情けなくもなってきました。
タクシードライバーの求人を見て、思い切って応募
そんな気持ちで過ごしていた時に、求人サイトでタクシードライバーの募集を見ました。これまで、スキル、経験がないからと正社員への応募は尻込みしていました。
ですが、いつまでも尻込みをしていては状況は変わりません。何よりも未経験でも応募可能と書いてました。何よりも私は自動車の運転が好きだったので、貧乏暮らしになっても自家用車だけは手放しませんでした。そして、自分の自動車に対する熱意を説明すれば、簡単に採用される自信があったのです。だから思い切って応募しました。
求人に応募してから、気づけばタクシードライバーになっていた
思い切って求人に電話したところ、未経験でも応募可というのは本当で、履歴書を持って面接に来るように言われました。そこで私は急いで履歴書を書いて、タクシー会社に応募しました。面接を無事に通過した私は、タクシードライバーとして生きていくことになったのです。
採用後には、第二種免許の資格試験や研修などがあったので、正式なタクシードライバーとして働けるまでには時間がかかりましたが、求人に応募してからは流れるように話が進み気づけばタクシードライバーになっていたという感じでした。
タクシードライバーは私の天職だった
実際に働き始めてからの私は、タクシードライバーが天職であったことをすぐに確信しました。
理由は収入が安定したからです。タクシードライバーは競争が激しいと聞いていましたが、特に苦戦を感じませんでした。私が自動車の需要がある地域を熟知していたからです。これはドライブを趣味にしていたことが活きた結果だと思います。熟練のタクシードライバーでさえ知らない穴場を知っていた私は、正に敵なしでした。
タクシードライバーの仕事は接客業だと言いますが、何よりもお客さまを乗せないと接客が始まりません。また、接客と言っても接客自体がメインのサービスではなく、あくまでお客さまを目的地に届けることが主なサービスです。接客スキルで固定客を少しずつ増やしていく同僚もいますが、私は地域の道路をすべて知り尽くすことで収入を上げていこうと思っています。タクシードライバーは個人での勝負ですので、自分の好きなスタイルで仕事ができることも天職だと感じる一つです。
今は、まだ会社でトップの成績を争っている層ほどではありませんが、私はアルバイト時代とは比較にならないほどの収入を得ることができたのです。あの時の直感と転職への判断は、間違っていなかったと思います。
次はこちらをどうぞ:生活保護から脱出するためにタクシー運転手として働きだした体験