これまで様々な仕事を転々としてきた40代の男性が、タクシー運転手という仕事に出会えて本当に良かったという体験談です。
まさか自分がタクシーの運転手になるとは想像もしていなかった
今までに色んな業種の仕事をしてきました。40代になりますが工場の勤務だったりパチンコ屋の店員、新聞配達、資材系の営業などしてきました。
どの仕事も数年は続くのですが人間関係や何と無くこの仕事は違うなと感じ退職、転職を繰り返してきました。その都度次こそは長く勤めようと思って転職するのですが長く続かなかったです。そんな中でタクシードライバーという仕事に辿りつきました。
普通二種免許を会社負担で取得できることを知り、タクシー会社に転職
普通免許はありますがタクシードライバーとなると普通2種免許が必要になります。その免許を会社負担で取れるということを知り、タクシー会社に面接に行ったところ合格をもらいました。
人にありがとうございますと言われる嬉しさを初めて知った
免許を取得して仕事ができるようになり、最初に思ったことは、人にありがとうございますと言われることがこんなに嬉しいことなのだということでした。これまでさまざまな仕事をしてきましたが、このような嬉しさを感じたことはありませんでした。
もともと私自身は、どちらかと言うと引っ込み思案な所があったのでタクシーでの接客に不安がありました。でも、いざ初めて見るとお年寄りの方や子供連れのお母さんなどに感謝される日々が続きました。今までの仕事は苦痛しかありませんでしたが、これまでの仕事とは違い仕事が楽しく思えています。
酔っ払いや強盗などの恐怖もあるが運転席に手を出せないようになっているので安心
とはいえ、仕事ですからさまざまなお客さんを乗せることがありますので、楽しい仕事ばかりではありません。皆さんもテレビなどでタクシードライバーが酔っ払いや強盗に遭うのを見たことがあると思います。
私の場合は強盗には出会ったことはありませんが、酔っ払いには絡まれます。料金が高いだの場所が違うだの因縁をつけられます。幸いなことに私の会社のタクシーは後部座席から運転席に手を出すことが出来ないようになっているのでもめたら会社か警察に連絡できます。ですので、初めは怖かったですが今では本当に楽しく仕事ができています。
ちなみに、私が転職したころは運転席と後部座席の間に仕切りがあるというのは珍しかったのですが、最近では多くのタクシー会社がこのような仕切りを導入しているようです。
お客さんを送り届けて感謝されるというのがこれほど楽しいとは思わなかった
繰り返しになりますが、人と出会い、感謝されるのがこんなに嬉しいことだと思いませんでした。酔っ払い客とのトラブルや夜から朝までといった勤務もありますが、トータルで言えば良い業種に出会ったと思っています。
お客さんが行きたい場所へ送り届けるそれだけの仕事なのに、たくさんの人に感謝されるなんて本当にありがたいです。規制緩和があったり、ライバル会社があったりと大変なこともありますが、今までの仕事に比べると総じて私にあっているのかと思います。
40才を過ぎるまで、選択肢になかった業種ですが働いてみないとわからないとしみじみ思います。私はたまたまの縁でタクシー運転手という仕事にたどり着きました。どこで自分に合った仕事が見つかるかなんて本当にわからないと思います。今、仕事や業種に悩んでいる方がいれば、思ってもいないところに自分に合った仕事があるかもしれないのだから、視野を広く可能性を狭めずに考えてもらいたいなと思います。
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