タクシードライバーへの転職

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「トランスポーター」「TAXI」のように映画にもなる職業それがタクシードライバー

タクシー運転手は格好いい

縁あってタクシー運転手になった Tさんは、タクシー運転手に誇りとプライドを持ってると言います。その理由とは。

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「トランスポーター」「TAXI」のように映画にもなる職業

華奢な体にまとうスーツとビシッと決まったⅤゾーン。ピカピカの革靴と黒いサングラス。スマホで顧客と契約をし、アウディA6を巧みに操る。契約は必ず守る。と言うのは、映画「トランスポーター」に出て来る主人公のいで立ちだが、まぁ、あれは「運び屋」を美化した形のストーリー。

若干危ない橋を渡るのも、契約違反もある。スリル満点の映画だ。タクシーとはちょっと性質が違うが、車を運転すると言う点では同じである。「個人タクシー」とも言える。何だか一寸カッコいい。

タクシー運転手と言えば、そのものずばりのフランス映画「TAXI」もある。

 

もともとタクシードライバーとは縁のない田舎に住んでいた

映画の世界は兎も角、世間で言うタクシー運転手は無論ご想像の通りです。かつては「雲助」などと蔑視的な表現をされた時代もあります。

私はもともども地方の田舎町に住んでいましたので、殆どタクシーのお世話になった事がありませんでした。あるとすれば、旅行に出かける際、自宅から最寄りの駅までの送迎や仲間との飲み会で自家用車を運転してはいけない場面で、タクシーでの送迎をお願いする場面くらいでした。

タクシー運転手を身近に感じると言えば、幼馴染のお父さんがドライバーであった事や、中学の同級生がタクシー会社で整備工をしている事位でした。

巷でタクシーに関して流れるニュースや映像は乗せた乗客の態度が悪くて、トラブルに発展したケースや、その結果、車内に設置されたレコーダーに録画されたありえないお客さまの態度ばかりです。

転職サイトに登録したところ、タクシー会社からオープンオファーをいただいた

転職先としても考えた事はありませんでしたが、転職にあたって、色々な転職サイトに登録したところ、何故だかタクシー会社からのオープンオファーを多くいただきました。私はもともと営業職でした。

たくさんのオープンオファーをいただくので、色々調べてみると、タクシードライバーはただ運転をするだけではなく、接客技術も要るし、丁寧な運転技術と無事故で営業をしなければならない慎重さと神経の使い方が必要ということを知りました。何よりもどのようにしてお客様を獲得するのかという点については営業マン的なセンスが必要になることを知りました。

個人の裁量ですべてを決めることができ、収入も自分の努力で上げることができる

これまで営業をしてきて、数千万円、数億円の受注をしても自分自身にお金として返ってくることはなく、せいぜい賞与時の評価で増減をする程度でした。もともとメーカー勤務でしたので、大きな受注をしても、その金額の裏には商品企画や研究職の人の上に成り立っているのでそれが当然と思っていました。

しかし、会社勤めのタクシードライバーは会社員であるけれど、車に乗って仕舞えば、裁量の殆どは本人が決める事ができます。原価もほとんどがドライバー自身の人件費なので、売り上げの多くの部分を自分の評価としていただくことができます。自分の頑張りで収入を増やす自営業的な要素と会社員としての保険を持った状態と言えます。

しかも、10年間の無事故無違反が達成できれば、個人タクシーの資格を得る事が出来、営業マンとして晴れて「独立」が可能になります。「一流のプロ運転手」と認められると言えます。F1ドライバーのようなレーサーとは性質が違うが「乗って稼ぐ」と言う意味では同じです。

そのことに気がつくと、タクシー会社への扉をノックしていました。

厳しいと思われがちな業態であり、事実厳しい側面もあります。しかし、毎日、新しい人との出会いがあり、さまざまな話を聞けます。タレントや有名人を乗せたこともあります。他の仕事をしていては決してできなかった出会いが、偶然にもやってくることがあります。

一度、一度の出会いはせいぜい数十分程度ですが、私は、多くのお客さまにその時間に満足してもらいたいと思っています。さまざまな話題に合わせることができるように新聞や雑誌なども欠かさず目を通し、同僚からも抜け道の情報なども得るという努力をしています。そうすると、たまたま出会ったお客さまから携帯番号を教えてくれと言われました。後日、同じルートを走るときに、携帯電話に連絡をいただくようになりました。聞けば、連日、終電を逃す時間まで仕事があるというサラリーマンでした。道もわかってもらえているので、寝てても着くし、起きてる場合には話が楽しいからという理由で連絡をくれました。こういったお客さまが現在では多くおられ、売り上げも安定するようになりました。

冒頭に書いた映画のヒーローのようにはなれませんが、今は、個人タクシーを目指してあと数年間無事故無違反で過ごせるように慎重な運転を続ける毎日です。