大阪の大手製薬会社の営業マンを退職して、田舎の四国の愛媛県松山市でタクシー運転手に転職をした男性の転職体験談です。
タクシー運転手は頑張れば収入が増えるのでやりがいが湧いてくる仕事
前職は大手製薬会社の置き薬の拡販のための営業マンを大阪でしていました。家庭に一つあれば大変重宝する救急箱のセットを売って、定期的に不足を補う仕組みを構築するのが仕事でした。
なかなか売り上げが上がらないし、それなりにノルマを課せられるので、精神的にはきつい職場でした。固定給の部分が多いので、あまり売れなくても給料はそこそこありましたが、その分、上司からもああだこうだといわれる毎日を過ごしておりました。
田舎の親が体調を崩したことを機に四国で仕事を探すことに
いつまでもこの営業の仕事を続けていくのだろうかという疑問を持っていたところで、田舎の親が体調を崩して施設に入ることになりました。田舎は四国の愛媛県松山市でした。大阪と四国は近いようでも簡単には行ける距離ではないので、これを機に製薬会社を退職して田舎の四国で出来る仕事はないかと模索することにしました。
仕事を探してみるとタクシ-の運転手の募集が出ていたので、応募してみたところ採用となりました。採用になっても、二種免許を持っていませんでしたので、すぐにはお客さんを乗せて走れるのではなくて資格を取りに行かされました。会社のお金で二種免許を取りに行かせてもらえるので得した気持ちにはなりました。
頑張った分だけ稼げることに魅力を感じた
他にも四国には仕事がないわけではありませんでしたが、時間的にどの程度束縛されるのかが見えなかったので選択肢にはありませんでした。また、運転手はしたことがなかったのですが、未経験からでも年齢が何歳でも、自分が頑張った分だけ稼げるという事だったので、そこは心ひかれました。
逆に言うと固定の分がほとんどないということではありました。私は、大体年収400万円には何とか届いています。前職は大手の製薬会社とはいえ、それほど給料が良い会社ではなかったので、前職の時の収入とほぼ同じまではこぎつけています。年収は同じと言っても、大阪で一人暮らしをしていたのが、四国の実家で生活することになりましたので、自分が使えるお金は増えたので実際には収入が増えたような感じです。
タクシー運転手は精神的に非常に楽で、自分の時間が多く持てる
タクシー運転手は理不尽なことをいう上司がいないので、精神的に非常に楽です。それと、普通の企業と比べて自分の自由な時間が多く持てることから、親の施設にまめに顔を出してやることが出来るのが大変助かっています。そればかりか、確実に定期的に休みがやってくるの、以前していた趣味のサイクリングを始めるようになりました。前職では、ほとんど休みらしい休みがなかったことを思うと別世界のようです。
タクシー運転手に転職するのは、最後の選択のように言う人がいますが、私のように大手企業に勤めていても給料が多いわけではない人もたくさんいますので、給料が大きく下がることの無い人も多くいると思います。また、頑張ればその分収入が増えるわけですからやりがいが湧いてくる仕事です。
また、前職では昇給は微々たるものでした。タクシー運転手の場合には、続ければ続けるだけ固定のお客さんがついたり、流しでお客さんを獲得するコツもつかめていくので自分の力で収入をあげることができますし、何よりも長く続けることに対して不安を感じなくなりました。
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