子供のころから幼稚園の先生になることが夢だった女性が、実際に幼稚園教諭として働いてみて、自分の保育士としての適正の低さに悩み、退職をしてタクシー運転手に転職をして、今ではタクシー運転手が天職だと思っているという女性の体験談です。
夢だった幼稚園の先生になったが、現実の幼稚園の先生の仕事に失望
私は、子供の頃から、小さい子供が大好きで、中学生になると将来は、「幼稚園の先生に必ずなる」と心に決め一生懸命勉強もしました。幼稚園の先生は、園児といっしょに身体を思いっきり使って遊ぶこともしなければいけないので、体力も必要だと思い、運動にも力を入れたり、幼稚園の先生は音楽もできないといけないので、音楽の勉強もしたりと、自分の活動すべてが幼稚園の先生になることだけを考えて生きていたと言っても過言ではありませんでした。
幼稚園教諭の資格も取得し、無事、幼稚園の先生になれたが、現実の仕事は夢で描いていた内容と違った
幼稚園教諭になるために進学先も選び、中学から高校、大学と順調に進むことができました。大学では念願の幼稚園教諭になるための免許状が取得できる教育学部に進学をして、ここでも精一杯頑張りました。
大学では幼稚園教諭になるために幼稚園での教育実習が必要です。喜び勇んで幼稚園での実習にあたりました。自分でいうのも何ですが、とても良い成績で免許状を取得しました。幼稚園の採用試験に合格し、晴れて正真正銘の幼稚園の先生になりました。
しかし、本物の幼稚園の先生になると実習のときとは大違いで、子供との活動時間より雑務の時間の方が長く、段々と幼稚園の先生という職業に疑問を感じるようになってしまいました。子供と過ごす時間よりも事務作業などその他の仕事がほとんどでした。
幼稚園の先生を自分自身が子供の頃から志し、幼稚園の先生になれたのにです。幼稚園の先生になってた直後は、幼稚園の先生は天職だと心から思いました。しかし、幼稚園の先生としての仕事を続けるうちに、自分自身に幼稚園の先生としての適正が乏しいことに気づき、このまま幼稚園の先生を続けることはできないと判断をし退職をすることに決めました。
途方に暮れていたときにタクシー運転手が自分に向いてるのではないかとひらめいた
小さいころからずっと幼稚園の先生になるためだけに生きていたといっても過言ではなかったので、幼稚園の先生を退職をしたもののこれから何を仕事にしようかということは考えることもできませんでした。
正直、自分が何をしたいのかもわからずに途方に暮れていたのです。そんなときに、「あっ」と思ったのが、タクシーのドライバーです。子供の頃、鉄棒から落ちて膝を複雑骨折し病院への通院は、タクシーでしていました。病院へ行く度に乗せてもらった、タクシーのドライバーさんは、どの人も皆さん親切で病院までの時間、子供の私に気を遣い一生懸命励ましてくれました。複雑骨折をした膝はなかなか治りませんでしたが、タクシーのドライバーさんが、励ましてくれたことで大分気持ちは楽でいられました。
うまく説明できませんが、タクシードライバーが私に向いてると思ったのです。私を励ましてくれたタクシードライバーのように、人の為になれる「タクシードライバーになろう」と転職を決めました。
現在は、タクシードライバーが、自分には天職に思え楽しい毎日を送っていますが、唯一、後悔していることは、自分は方向音痴だったということです。今はカーナビがあるので、何とかなっていますが、カーナビの無い時代だったら無理だったかもしれません。。。
これからも、職場の方々やお客様に迷惑を掛けないよう、頑張っていきたいと思います。
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