タクシー運転手への転職体験談

上司とうまくいかない保険営業の仕事からタクシー運転手に転職

2017/06/27

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長年、保険営業の仕事をしていた男性が上司とうまくいかず、会社を退職して、1人で勝負できるタクシー運転手へと転職をした体験談です。


そりの合わない上司とのトラブルが多く、職場で孤立し、退職することになった

私、保険営業の仕事を長年していました。しかし、目の上のたんこぶ的な先輩上司とはなかなかそりが合っていませんでした。保険営業というと、1人での営業活動がいというイメージを持っておられる方が多いと思いますが、私が取り扱っていた保険は部署全体でチームで営業をするスタイルでした。

ミスは人の責任、手柄は自分の成果とするような嫌な上司

彼は気付いているのかどうなのか分かりませんが、私はとても嫌いでした。明らかに私より仕事ができないどころか、ミスはすべて人の責任、手柄は自分の成果とするような本当にイラッとさせてくれる上司だったのです。

そのくせ上司や目上の人に取り入るのはうまく、何かと出世が早いのがさらにイラつかせてくれました。ビジネスを取り扱った漫画などによく出てくるような嫌な上司の典型という感じです。

上司との決定的な対立がきっかけとなり、退職をせざるを得なくなった

私が係長、彼が課長という立場で仕事をしていましたが、ある日、決定的に対立するような事態が起こりました。出勤をすると、彼が私に頼んでおいたと言い張る仕事が終わっていないと朝から叱責されました。

しかし、私は聞いていない仕事でしたので、何を言っているのかわかりませんでした。これまでもそういったことがあり、これまでは何となく流していたのですが、私のストレスも限界となっていたため、私は聞いていないものは聞いていないと突っぱねることにしました。

言った、言ってないの水掛け論的な状況となり、その場は、部長と部下一同も巻き込んで事態を治めるということになりました。部下たちは、その上司からたびたび同様の被害を受けているにも関わらず、上司との対立を恐れ、私を擁護してくれることなく、職場で孤立することになってしまいました。

飲み会など非公式な場では、私に同調しながら、社内では政治的なことから私を孤立させるという人が多く、軽く人間不信に陥りました。チームで仕事をしていましたので、当然、仕事もうまくいかなくなり、退職せざるをえなくなりました。

一人で完結できる仕事はないかと探し、行きついたのがタクシー運転手

そのような経験から、今度は一人で完結できる仕事をしようと強く決心しました。とはいえ、一人で完結できる仕事というのはなかなか無いものです。あれやこれやとさまざまな仕事を見ているうちに、タクシー運転手は一人で完結できる仕事だと気づいたのです。

私は、時間のあるときにはさまざまな免許を取得するのが趣味のようなもので、大型免許や二種免許を取得していました。ですから、これまで取得していた免許が活かせるということもタクシー運転手を選んだ理由の一つです。

仕事とともに新しい土地に行こうと、大阪の寮があるタクシー運転手へ転職

仕事はタクシー運転手になろうと決めてから、次はどこで働くのかということを思案しました。私はこれまで地方都市にいましたが、同じ場所でタクシー運転手の仕事をすると、かつての上司、同僚、部下と出会うのではないかとある種の恐怖がありました。

そこで、新天地を求め、大阪のタクシー会社で住込みの寮があるところに就職させてもらいました。大阪にはこれまで縁はありませんでしたが、全国展開しているタクシー運転手専門の人材紹介会社に相談したところ、あれよあれよという言う間に大阪のタクシー会社へと転職が決まりました。

地方都市と違い、複雑な大阪の道には悩まされた

転職活動は、退職前から少しずつ始めてたこともあり、前職を辞めてから約2週間後には大阪での勤務開始でした。二種免許を取得していたのですが、すぐに勤務というわけではありませんでした。乗務員としての研修と、大阪で勤務するためには、地理試験という地理に関する試験を受けなければいけません。(地理試験が必要なのは東京や大阪などの大都市だけです。)

この地理試験の時点で、これまで住んでいた地方都市と違う大阪の複雑な道に不安を覚えました。地方では、大きな道というのは数本しかありませんが、大阪では大きな道が縦横無尽にあります。

勤務をし始めてみるとその不安は的中しました。私にとって大阪の道はまるで巨大迷路に迷い込んだみたいです。とはいえ、全車にカーナビがついていますので、実際に道に迷うということはあまりありませんでしたが、大きな道で側道に入るタイミングや、右左折のタイミングなどで戸惑ってしまうため、お客様にはもたついているように感じたのでしょう、それなりに厳しいお声を頂きました。

ですが、道は走れば覚えていきます。前職のような人間関係によるトラブルというのは、解決策が見つからず、努力の方向もわかりませんでしたが、それに比べると解決策がわかっているだけに対応をしていくことができます。

タクシー運転手はチームで仕事をすることはありませんが、駅のタクシー乗り場などでの待ち時間などでは、自社のタクシー運転手だけでなく他社のタクシー運転手ともコミュニケーションを取ります。そこでは他愛も無い話をしたり、抜け道の情報交換をしたりと、前職のようなストレスを感じる人間関係ではありません。中にはそりが合わない人もいますが、毎日、顔を合わせるわけではありませんので、大した問題ではありません。

道も覚え、スムーズな送迎ができるようになるにつれ「ありがとう」「運ちゃん、運転上手いなぁ」なんて嬉しい言葉をもらえるようになりました。歩合となる売上も少しずつ増えてきました。私には一人でする仕事があっていると思っています。

これからもタクシー運転手として頑張っていきたいと思います。




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