タクシー運転手への転職体験談

地方のタクシー運転手が大阪のタクシー会社に転職した成功体験談

2023/05/23

地方のタクシー運転手が大阪のタクシー会社に転職した成功体験談

都会から地方のタクシー運転手への異業種転職、地方から都会のタクシー運転手への異業種転職の成功体験談は今までいくつか紹介してきましたが、今回は、地方のタクシー運転手が大阪のタクシー運転手として転職をして成功したという体験談の紹介です。

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兵庫県北部の豊岡市のタクシー運転手が両親の面倒を見るために大阪のタクシー会社に転職

私は、兵庫県北部の都市、豊岡市の出身で地元の豊岡市でタクシ-運転手を5年しておりました。兵庫県というと都会というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、豊岡市は兵庫県北部にあり、日本海に面した都市です。兵庫県北部では最大の都市ですが、城崎温泉、神鍋高原のキャンプ場・スキー場や海水浴場のある町で地方都市という風合いです。

豊岡市でのタクシー運転手としての業務は、電話で呼び出されて対応するという形がメインで、道路を走ってお客さまを拾うといういわゆる「流し」という営業スタイルはありませんでした。年収は300万円程度でしたが、親が住んでいた自宅があったため、収入面に不満はありませんでした。

大阪の老後施設に入っている親が心配で大阪に転職

大阪のタクシー会社に転職しようと考えたきっかけは、両親が大阪市内に住んでいたためです。両親ももともとは豊岡市に住んでいましたが、年を取ってから大阪市内の老後施設に入っていました。両親も年を取り、最近、体調が思わしくないということがあり、何かあった場合にすぐに駆け付けることができるようにと考え、大阪への転職を決断しました。

幸い妻はもともと大阪出身だったこと、子供はすで独立しているので、大阪に移り住むのには何も問題が起きませんでした。むしろ妻は私が大阪に転職することで地元に戻れるということで賛成でした。

豊岡では、大阪に引っ越しをする前日まで勤務をしていました。職場の同僚たちがウ-ロン茶で送別会をしてくれたのは大変うれしかったです。(同僚たちは勤務が残っていたため、お酒を飲めませんでした。)

大阪でのタクシー運転手はやり方一つで収入に差が出る

転職自体は、すでにタクシー運転手としてのキャリアがあるということでスムーズに進みました。妻は大阪出身ですが、私自身は豊岡から出たことがなかったので、どうやって転職先を探そうかと悩んでいたところ、関西のタクシー会社を取り扱っている人材紹介会社「タクQ」を見つけることができ、こちらにお世話になりました。住居は妻の出身地に近い場所を選び、そこから通勤しやすいタクシー会社を探しました。

転職をしたといっても、タクシー運転手の場合には仕事内容は基本的に同じです。走る地域が変わっただけです。他の業種や職種であれば、転職をして思っていた仕事内容、業務内容と違った、給料体系が違った、新しい同僚や取引先とうまくいかなかったということをよく聞きますが、タクシー運転手の仕事はその点で思っていたのと違うということはありません。

ただ、仕事のやり方については、転職後に考えさせられました。豊岡は電話呼び出し対応が主でしたが、大阪では呼び出しでの対応というのはほとんどなく、流しで拾うか、駅前タ-ミナルでお客さまを拾うというやり方です。豊岡でタクシー運転手は誰がしても同じような売り上げになりますので、給料もみんな同じようなものでした。大阪の場合には、お客さまを見つけるテクニック、方法で売上が大きく異なります。転職前に豊岡の同僚からその話は聞いていたのですが、転職後にあらためて実感をしました。

年収は、豊岡の300万円程度から、大阪では400万円は行くようになりまひた。お客さまを見つける方法がわかってきて、多めに働けば年収500万円から600万円にまでなることもあります。

タクシー運転手の仕事は規則正しい生活(休日)を必ず取れること

タクシー運転手になって良かったと思うことは、規則正しい生活を必ずできることです。これは、豊岡での勤務時代も今の大阪での勤務でも変わりません。タクシー運転手の仕事は法律で勤務シフトへの制約がきめられていて、それを守らないと営業停止になります。実際に東京の方で営業停止になった会社もあります。ですから、タクシー会社もその約束事を躍起になって運転手に守らせるようにするので、確実に定期的に休みが発生します。1回の勤務自体は長いので規則正しいと言えるのかはわかりませんが、私にとっては必ず休日が取れ、仕事がある日と無い日がはっきりしていてメリハリのある仕事だと思っています。

タクシー運転手の仕事は休みが多いので、昔は休みの日に白タクの運転手をするような人もいましたが、今は皆無になっています。ほとんどのタクシー会社で副業禁止規定もありませんので、何かしらの副業をしている人はいます。最近では、若い人はインターネットを使って収入を上げるような仕事をしている人も多くいます。私は、子供も独立しており、収入面には困っていませんので、日は運動するためにジムに通ったり、親のところに顔を出すようにしています。

豊岡から大阪への転職には満足

豊岡から大阪へ転職したことで大きな違いはやはり仕事のスタイルです。豊岡にいるときは、連絡を待っているだけでよかったのと、お客さまも観光客、旅行客や地元の老人が多く急ぐ必要はなかったので、仕事はのんびりしていました。大阪では、自分でお客さまを見つけないといけませんし、ビジネス利用の人が多く時間に追いかけられている人も多いので、せかせかするようになりました。ですが、手取りが増えたし、親のところにすぐにいけるようになり、大阪のタクシー会社の同僚との人間関係もうまくいっていますし、妻は昔の友人と出会えることが多くなりました。私や妻にとって豊岡から大阪にタクシ-運転手として転職したことに大変満足な結果となりました。

次はこちらもどうぞ:地方のタクシー運転手が東京都内のタクシー会社に転職して苦労した点



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