newmoがライドシェアドライバーを募集開始

今年創設されたモビリティベンチャーのnewmoがライドシェアドライバーの募集を開始したとのことで、その詳細について調べてみた。

newmoとは

ソーシャルゲームのグリーの取締役やフリマアプリのメルカリの日本統括などを歴任した著名な企業家青柳氏が中心となって創設されたモビリティ企業。メルカリやLINE、他のギガワーク系のサービスの経営者だった方々などが創業メンバーに名を連ねている。

“利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”の実現に向け、2024年1月に設立された。5月までに累計約20億円の資金調達を実施済みで、2024年2月には大阪のタクシー会社・株式会社岸交（大阪府岸和田市、代表取締役 中塚貴志）に資本参加し、タクシー事業の運営と共に2024年秋に大阪でライドシェアサービスの開始を目指してる。

newmoの事業特徴

タクシー事業とライドシェア事業の運営の両方に乗り出そうとしていることがあげられる。

newmoがライドシェアドライバーを募集している件

そのnewmo社が大阪でライドシェア事業に乗り出そうとしており、2024年5月31日よりライドシェアドライバーを募集している。

要項によると、今回岸和田交通グループの岸交が雇用主となる様子。現時点での勤務地は大阪市域交通圏だが、順次全国展開を予定しており、大阪以外の希望者もプレエントリーできる。

＜募集要項＞

雇用主	株式会社岸交
職種	有期雇用（パートタイム）
稼働エリア	大阪市域交通圏※ 2024年5月時点の予定エリアです
勤務時間	毎週金曜日 16:00〜20:00 毎週土曜日 深夜0:00〜4:00、16:00〜20:00

＜応募方法＞

newmoのウェブサイトからプレエントリー可能。

メルカリの空き時間おしごとサービス「メルカリハロ」でも受け付けている。

プレエントリー完了者抽選で1000人を対象に、5000円分のAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンも実施中。

詳細はこちらから

https://entry.newmo.me

追記

YouTubeに゙以下の動画が上がってました。青柳社長が起業経緯を詳細に語られています。2種免許を持っているということからもこの事業に対する本気度が伺えます。7年越しのトライ、果たしてどうなるのでしょうか？

【メルカリ電撃退任から半年】「7年前から構想していた」元グリー・メルカリ幹部がライドシェア起業／ナニワのタクシー会社に資本参加の理由／メルカリCEO山田進太郎の凄さは「任せる力」【Pivotter】

https://youtu.be/r134xkI1dNQ?si=2Txlqgymu2XXoKb0

3/7の事業戦略会の動画もあがっておりましたので、ご紹介。

https://www.youtube.com/live/JDUBr8KmHTk?si=iAL3EqltPrfHwuoL

日本版ライドシェアを開始した自治体一覧

移動手段の確保が課題となっている地域に対し、新たな解決策としてライドシェアサービスが注目を集めています。スマートフォンのアプリを使って個人の運転手を手配できるこのシステムは、高齢者や学生、観光客などの移動の利便性を大幅に向上させる可能性を秘めています。

しかし一方で、違法な白タク営業との線引きや、運転手の資格要件、事故時の補償対応など、様々な課題も指摘されてきました。

そこで国は2023年、ライドシェアの安全基準などについてガイドラインを定め、一定の要件を満たせば地方自治体がサービス導入を認める方針を打ち出しました。

こうした中、2024年に入り全国の自治体でライドシェアサービスの動きが活発になってきました。特に注目されているのが、地元のタクシー事業者がライドシェア事業の主体となって参入している事例です。

長年にわたり地域交通を支えてきたタクシー業界にとって、ライドシェアの台頭は影響が避けられない潮流です。しかし、単に敵対するのではなく、自らが主体となってライドシェア事業に参入することで、課題解決と新たなビジネスチャンスの獲得を両立させようという動きが出てきました。

実際に、タクシー会社がライドシェア事業に参入している自治体がいくつか存在します。タクシー会社ならではの強みを活かしつつ、ライドシェアの利点も取り入れた、新しいタイプの移動サービスを展開しているのです。

例えば、運転手の確保や適切な教育が容易にできること、事故時の補償体制が既にあること、効率的な配車システムを持っていることなどがタクシー会社のメリットと言えます。こうした基盤を活かしながら、ライドシェアの低料金と利便性の高さも実現できるサービスになっています。

また、地域に根ざした事業者ならではの工夫も施されています。地元雇用の創出や、高齢者の買い物支援、観光とのタイアップなど、地域性を活かした付加価値サービスを組み合わせる動きもあります。

このように、タクシー事業者がライドシェアに主体的に参入することで、両者の長所を組み合わせた新しい移動サービスが誕生しつつあります。

以下に、2024年にタクシー会社主体の日本版ライドシェアを開始した自治体の名称とその開始時期を一覧で示します。

自治体名 　　　　　　開始時期

東京都23区など　　　 4月

神奈川県一部地域 　　4月

愛知県一部地域 　　　4月

京都府一部地域 　　　4月

長野県一部地域　　　4月

北海道札幌市 　　　　5月以降

大阪府大阪市 　　　　5月以降

福岡県福岡市 　　　　5月以降

日本版ライドシェアは制度的に色々問題点を抱えながらも、徐々に拡大してきています。

今後の成り行きに注目してゆきたいところです。

ライドシェアで副業を考えている人への手引き

ライドシェアは近年注目を集める働き方の一つです。自家用車を使って簡単に副収入を得られるうえ、時間の拘束がほとんどないので、本業をメインに置きながら気軽に始められるのが大きな魅力です。

しかし一方で、事前の準備や注意点もあります。ライドシェアは誰でも簡単にできる仕事ではありません。適切な手続きを踏まずに無秩序に始めてしまうと、トラブルに巻き込まれる可能性もあるのです。

そこで本記事では、ライドシェアドライバーとして副業を始めたい人に向けて、適切な始め方から注意点、効率の良い働き方までを詳しく解説していきます。ライドシェアで着実に副収入を得られるよう、手引き書としてご活用ください。

■ステップ1 　要件の確認

ライドシェアドライバーに登録するための第一関門が、運転免許と運転経験の条件です。まず最低でも普通自動車運転免許を保持していることが絶対条件となります。

さらに、Uberでは3年以上、DiDi(デイディ)やGo(ゴー)では1年以上の運転経験が必須とされています。この条件を満たしていないと、ライドシェアドライバー登録はできません。事前によく確認しましょう。

■ステップ2 　タクシー会社の選定

次に、日本版ライドシェアに対応しているタクシー会社に応募します。

■ステップ3 　申請手続き

会社が決まれば、運転履歴証明書、車検証、自動車保険証の提出を求められます。

書類が無事通れば審査の結果が通知されますので、契約の可否を待ちます。契約が承認されれば、次の段階に進めます。

■ステップ4 　車両の確認

審査合格後は、ライドシェア車両として使用する自家用車が会社の基準を満たしているかをチェックする段階に入ります。

会社ごとに若干の違いがありますが、大まかには次のような条件が求められます。
・乗用車であること
・車検に通っていること
・モデル年式が5年以内であること
・シェアリングECOの認定マークの取得(一部会社)

自家用車がこれらの条件を満たしていない場合は、新しい車の購入を検討する必要があります。

また、タクシー会社によっては、自社で所有している白ナンバーのついた車を貸与してくれることもあります。その際は報酬から一定引かれる事が多い様です。

■ステップ5 　ドライバーアプリの準備

書類審査と車両チェックをクリアできれば、いよいよライドシェアドライバーとして運転できるようになります。この際に、応募したタクシー会社から専用のドライバーアプリをインストールする指示が届きます。

このアプリは、配車リクエストの受信、ナビゲーション機能、運賃の支払い精算など、すべての機能が集約された最重要ツールです。アプリの使い方をしっかりと理解しておく必要があります。

■ライドシェアの注意点

ライドシェアドライバーとして本格的に働く前に、注意しておくべき点がいくつかあります。

まず、長時間の運転は危険が伴います。過密な拘束時間は疲労を蓄積し、事故の危険性が高まります。ライドシェアは自由な働き方ができるメリットがある反面、無理な長時間labor=になる可能性もあるのです。

また、深夜の無人配車では利用者とのトラブルに巻き込まれるリスクもあり得ます。状況に合わせて無理のない範囲で働くことを心がけましょう。

■効率の良い働き方

ライドシェアで着実に副収入を得るためには、効率の良い働き方が大切です。状況に合わせて働く時間帯やエリアを変えるなどの工夫が必要です。

混雑した朝夕の時間帯や、飲食店が多い夜間はリクエストが多く発生しやすい傾向にあります。また、繁華街や駅周辺、ホテル街などで配車を受けやすくなります。

一方で、昼間の住宅街や郊外は割りとリクエストが少ない場所が多いようです。状況を見極めて、ベストなタイミングとエリアを選ぶ必要があります。

■ストレス対策

ライドシェアはストレスフリーな働き方とは限りません。運転に集中する必要があり、利用者への対応などでもストレスがかかることがあります。

そのため、無理のない範囲で短時間の運転を心がけることが重要です。疲労がたまる前に休憩を取り、リフレッシュする時間を確保するようにしましょう。

ストレス対策としてアプリを活用するのも一つの方法です。リクエストを断る機能や、乗務を終了する機能があれば、無理なく働くことができます。過剰受注を避けるコツになります。

■おわりに

ライドシェアドライバーは、手間暇がかかる仕事ではありません。しかし、無秩序に始めるとトラブルに見舞われかねません。事前に十分な準備をし、適切な手続きを踏んでから始めることが賢明です。

自由度が高い反面でストレスになるリスクもあり、無理のない範囲で楽しみながら働くことがカギとなります。本業をメインにおきながら、空いた時間を賢く活用する副業スタイルとして、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

次はこちらをどうぞ：

日本版ライドシェアを開始した自治体一覧

副業が禁止されていないことがタクシー運転手の魅力

日本版ライドシェアのドライバーになるには？

タクシー運転手とは違う？日本版ライドシェアのドライバーになる方法を徹底解説！

2024年春から、各地でタクシー会社が主体となって運用する「日本版ライドシェア」がスタートしました。移動手段の選択肢を広げる新たなサービスとして注目を集める中、ドライバーとして働きたいと考える方もいるのではないでしょうか。

しかし、日本版ライドシェアのドライバーになるには、どのような条件が必要なのでしょうか？また、従来のタクシー運転手とは何が違うのでしょうか？この記事では、日本版ライドシェアのドライバーになるための方法を詳しく解説します。

１．日本版ライドシェアのドライバーになるための条件

日本版ライドシェアのドライバーになるには、以下の条件を満たす必要があります。

普通自動車第一種運転免許を取得後1年以上経過していること: 一部のタクシー会社では、3年以上経過していることを求める場合があります。

タクシー会社との雇用契約を結ぶこと: 日本版ライドシェアは、タクシー会社が主体となって運営するため、ドライバーはタクシー会社に雇用されます。

各タクシー会社の採用基準を満たすこと: 年齢や運転経歴など、会社によって異なる場合があります。
必要な研修を受講すること: 安全運転や接客マナーなどに関する研修が実施されます。

２．タクシー運転手との違い

日本版ライドシェアのドライバーは、従来のタクシー運転手とはいくつかの点で異なります。

二種免許は不要: タクシー運転手になるには二種免許が必要ですが、日本版ライドシェアでは普通自動車免許で大丈夫です。

配車アプリが中心: タクシーは流し営業や電話配車が多いですが、日本版ライドシェアは配車アプリが中心です。

運賃は固定: タクシーはメーター制ですが、日本版ライドシェアは事前にアプリで確定した運賃です。

３.ドライバーになるためのステップ

タクシー会社に問い合わせる: 各タクシー会社が、ホームページや求人サイトなどでドライバーを募集しています。直接問い合わせて、詳しい条件や応募方法を確認しましょう。

配車アプリの求人ページをチェック: GOやDiDiなどの配車アプリが、提携するタクシー会社の求人情報を掲載しています。

GOジョブのプレエントリーページを利用する: GOジョブでは、東京都、神奈川県、京都府でのライドシェアドライバーのプレエントリーを受け付けています。

４.ドライバーとしての働き方

日本版ライドシェアのドライバーは、基本的にタクシー会社に雇用され、シフト制で働きます。勤務時間や日数は、会社や個人の希望によって調整可能です。また、給与体系は、固定給と歩合給を組み合わせたものが一般的です。

５.ドライバーの魅力

二種免許不要で始めやすい: 普通自動車免許があれば始められるため、タクシー運転手よりもハードルが低いです。

アプリで効率的に配車: アプリで効率的に配車されるため、空車時間を減らし、効率よく稼ぐことができます。

地域貢献: 過疎地域などでは、移動手段の確保に貢献することができます。

まとめ

日本版ライドシェアのドライバーは、二種免許不要で始めやすく、アプリで効率的に働ける新しい働き方です。地域貢献にもつながるやりがいのある仕事と言えるでしょう。興味のある方は、ぜひタクシー会社に問い合わせて、詳細を確認してみてください。

次はこちらをどうぞ：ライドシェアで副業を考えている人への手引き

日本版ライドシェアの概要

2024年4月より、日本版ライドシェアが一部地域で解禁されました。 これは、一般のドライバーが自家用車を使って有償で他人を送迎するサービスで、**「自家用有償旅客運送制度」**に基づいて運営されています。

日本版ライドシェアの特徴

• タクシー会社が管理・運営：ドライバーはタクシー会社に登録し、研修を受ける必要があります。
• 限定地域での運行：東京や大阪の一部地域など、タクシー不足が顕著なエリアのみで許可されています。
• 時間帯限定：早朝や深夜など、公共交通機関が少ない時間帯のみ運行可能です。
• 運賃は上限あり：国土交通省が定めた上限額に基づいて運賃が設定されます。

日本版ライドシェアのメリット

• タクシー不足の解消：特に地方や時間帯によってはタクシーが不足しているため、ライドシェアが新たな移動手段として期待されています。
• 利用料金の低廉化：ライドシェアはタクシーよりも運賃が安くなる可能性があります。
• 移動手段の多様化：公共交通機関やタクシーに加え、ライドシェアという選択肢が増えることで、より便利に移動できるようになります。

日本版ライドシェアのデメリット

• 限定地域・時間帯のみ：全国的に利用できるわけではなく、利用できる地域や時間帯も限られています。
• 参入企業が少ない：現時点では参入している企業が少なく、選択肢が少ない状況です。
• 法整備が追いついていない：日本版ライドシェアは新しい制度であり、法整備が追いついていない部分があります。

今後の展望

日本版ライドシェアは、今後さらに普及していくことが予想されます。政府は制度の見直しを進めており、将来的には利用できる地域や時間帯が拡大される可能性があります。また、参入企業も増えていくと予想されます。

日本版ライドシェアは、日本の交通システムにとって大きな変化をもたらす可能性を秘めています。今後の動向に注目していきましょう。

次の投稿では、日本版ライドシェアのドライバーになる方法について取り上げます。

参考情報

• 自家用車活用事業（日本版ライドシェア）
  • https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha03_hh_000415.html
• ライドシェアとは。仕組みは？（2024年最新版）日本の解禁状況や参入企業は？
  • https://twitter.com/jidountenlab/status/1776002341445238942
• ついに始まった「日本型ライドシェア」 タクシー不足は解消できるか
  • https://www.watch.impress.co.jp/

次はこちらをどうぞ：日本版ライドシェアのドライバーになるには？